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子育て、仕事、学業のトリレンマ日誌

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ムラサキナギナタタケ


抜けるような青空に向かって伸びる幼いムラサキナギナタタケ。
これが、点在しているキャンパス。
結構、山なんです。
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ドクツルタケ?


薄暗い森の中で、凛とした孤高のキノコに出会った。
仙台での学生時代、有志でつくった「きのこゼミ」の2代目ゼミ長をやっていた。
そのゼミの話題提供で、テングタケ等ももっている毒成分アマニトキシンをしった。
Amanita属だけに、分かりやすい名前。分子構造は結構難しかったはず。
若気の至りの勢いで、キャンパスに生えていたテングタケをバター焼きにして食したが、幸い腹痛はなかった。

美しく見えるドクツルタケは、死亡例が多数あるのでまったくもって恐怖な存在だ。

タマゴタケ


我が息子が名前を言えるキノコの一つ。
紅色で素直な容姿に息をのむ。

この属のきのこは、卵状の幼菌を見ても中かな何が出るかわからない。
100円入れて出てくるガチャガチャさながらの期待感。
私としては、100円以上の満足度たっぷりのきのこ。

放射能とキノコ ~たけなわの秋


恵みの秋。
大学のキャンパスにも、さまざまなキノコがにぎやかに顔を出し始めた。今年も、ムラサキナギナタタケが群がっている。今年もキャンパスで見れるか、スッポンタケとタマゴタケ

そんなときふと思いをはせたのが、きのこの放射線の蓄積量だ。

学部の時に、ベラルーシやポーランドなどのBoletus spp.の放射線蓄積に係る論文を読んでチェルノブイリ事故の事を初めて知った。柄よりも傘に蓄積する、生育場所によって蓄積量が微妙に異なる等のデータが載っていたように記憶する。

タイムリーに、京大からEUのSAGEプロジェクトで出されていた報告書の和訳が配布されたようで、天然キノコにおけるCs-137の蓄積について記述があった。先日も、チチタケで有名な栃木で、高濃度の放射線が蓄積されているというニュースがあったが、これから先、「天然もの」には注意を払い続けるほうがよい。

⇒「長期汚染地域の住民のための放射線防護の実用的手引き」 
※京大・和訳報告書より転載
※※個人的見解では、欧州のキノコを学名から和訳しているので、日本の和名と若干異なるように思えるものもありますのでご注意あれ。

以下、キノコを蓄積量別に分類しています。
1.蓄積型(>1000Bq/kg)
  ニセイロガワリ(Xerocomus badius)
   ヒダハタケ(Paxillus involutus)
  コガネヤマドリ(Suillus luteus)
  アガリスク・アマラス(Agaricus amarus)
  ショウゲンジ(Rozites caperata)

2.高摂取型(400~1000Bq/kg)
  サンフランミルカップ(Lactarius hatsudake)
  ベニタケ属(Russulaceae)
   キシメジ(Tricholoma flavovirens)
   アンズタケ(Cantharellus cibarius)

3.中程度摂取型(65~350Bq/kg)
  ヤマドリタケ(Boletus edulis)
  ヤマイグチ(Leccinum scabrum)
  クロラッパタケ(Craterellus cornucopioides)

4.低摂取型キノコ(<60Bq/kg)
  カラカサタケ(Lepiota procera)
  ナラタケ(Armillaria mellea)
  ホコリタケ(Lycoperdon perlatum)
  アミガサタケ属(Morchella)
  ササクレヒトヨタケ(Coprinus comatus)
  原木栽培キノコ
  ヒラタケ類(Pleurotus)


ムラサキナギナタタケの上で寝ころぶ我が子・・・。

なんとびっくり!

えのきできるのです。
シャーレの中で、きのこが。
遺伝子操作をしたエノキタケ。行き場を失い、ひたすら水平に伸びるげんきのこ。
以前、ヒトヨタケがシャーレにコンタミしてひょっこり生えてきたことがあるけど、こんなに元気なえのきもあまり見ない。子実体原基がそこいらじゅうに点在する。まだまだでてきそう♪

シャーレの中でも精一杯伸びようとする、適応力の高い生物。
個人的には、粘菌ときのこ、この2つに出会うと胸がわくわくする。
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学生ママと科学な仕事
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自転車、登山、きのこ
自己紹介:
仕事と子育てのあくせくした都会での生活を見つめなおし、研修目的で休職。今は、学生ママとして某大学で博士号をとるため1人息子と実家に出戻り。こっちに来てから風邪をひかなくなった子供との愉快な毎日。と思いきや、研究は・・。頭の老化と日々戦っています。
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