働きアリ
大学の先生に限らず、働きアリの法則的に組織に貢献しない人物は一定数いるのだろう。
ただ、企業に勤める者の意識は、会社の利益を上げるという一つの目的の傘の下にカンダタ的に登っていくことを考える。
しかしながら、大学のセンセイは、学生の育成、研究、お金取り、学務と種々のオシゴトがあり一人に掛かる任務というのは大きいであろう。であるが、実質フレックス。優秀なポスドクさえいれば、ある程度の楽はできる。会社の課長、部長レベルと考えればよいのだろうか。。
ただ、社会の空気を吸ってから大学に来て思うのは、何を学生に伝えたいのかと思われるセンセイが多いように思える。でも、センセイという肩書と権力だけは誇示して。昨今の経済危機で、就職できない学生が多いが、それはなぜだろう。大学というのは、何を学べるところだろう。私のころも、超氷河期と呼ばれていて、同期の男子も結構ひーひー言っていた。
国立大学法人となったといえ、センセイの給料はまだまだ国庫から歳出されている。もう少し、「国」全体の底上げにどう貢献するか、くだらない研究を見直すか、世界のパラダイムシフトが起こり、そのうねりに飲みこまれている若い学生に、研究以外の部分も大人として見せてくださるほうがよいと思う。
日経平均株価が軒並み落ちているお財布事情が苦しい昨今、みんなが払う税金から研究費が出ているので。