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子育て、仕事、学業のトリレンマ日誌

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真の科学者の一人

江口先生。元熊本大学学長。そして、先日、科学者なら誰でも憧れる学術雑誌Natureのcommunicationsにちょっと前に論文が載った。

すごい。

だって、17年間もイモリを飼育しつつけ、その目の水晶体を18回も再生することを観察しつづけた。
私も、仕事で江口先生を訪問した際に、熊大のある研究室に置いてあるイモリの水槽を見せてもらった。
江口先生は、マフィア的な風貌とは裏腹に、虫採り少年のような生き生きとした、且つ家族を見守るようなやさしい目で、顔をほころばせながらイモリの説明をしてくださった。好奇心と探究心にあふれたサイエンティストです。あっぱれ。
そして、それはもう8年前くらいだろうか。そのイモリが論文に!
数年前に奥さまを亡くされ、お淋しそうな背中を職場で拝見してから随分時が経ちました。

77歳。喜寿で従心な道を進まれる江口先生。
大ファンです。
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残すべきもの

投稿論文を書いている。データはそれなりに出た。
イントロからディスカッション。一気貫通で書いた。でも、イントロの流れがいまいち。
1週間、何もせずに放置している先週でした。

天気がいいのに部屋にこもるのはきついなぁ。

タンパク発現

今まで、一生懸命やっていてもなかなかうまくいかないことのほうが多かった実験。
今回、一発でタンパクが発現してびっくり。
成功体験が乏しいだけに、自分の結果に対して常に懐疑信が強いため、まだ成功した喜びが沸かない・・。
あと1年ちょっとの学生生活、がんばろう。

今日はゼミ担当

ただ今、丑三つ時。
未だ、論文を読み切れていない・・。オーストリアのグループの転写因子の論文を読みかけたが解析手段を理解し、説明するためには時間が足りないと判断し、東大の鮫島先生の研究室で出した遺伝子の発現制御の論文に切り替えた。まとめなければ。
大丈夫か~?

言い訳とすれば、週末は、子供との時間を大事にしたいから、子供が寝てからでないと自分の時間がとれない。平日も、実験で深夜になることもあるが、子供をお風呂に入れるため、実験を集中的に行い、なるべく早く帰るようにしている。そして、夜中は、子供に添い寝接触センサーがついているらしく、数時間に一回は親の存在を確認し、いないと目を覚ましてやってくる・・。
そんなわけで、論文を読むのは結構後回しになってしまう負の連鎖。でも、論文を読まないと、新しい世界から取り残されて、研究の価値に乏しく、ひいては研究費の浪費につながる。そんな者は、2流以下の研究者。いや、研究者とは呼べない。

子持ちで理系・実験系の研究をするのは、よほどの実験運と計画性とタフでないとなかなか容易なことでないなぁと。

でも、すやすや寝ている子供の寝顔を見ると、前向きになれる。あと数時間、がんばろう。

岩永勝博士

言わずもがな、我が国、いや世界が誇る農学者。
アジア人初の元CIMMYT所長。今は、農水の作物研究所所長。

以前、仕事の関係で、お話しする機会があった。
以来、子連れで大学に通う私の足元があまりにも心もとないのを心配されてか、時々メールをくださる。私のような者のところまで降りてくださる気配り美人。また、南米・イタリア生活が長いためか、ラテン系の陽気な雰囲気と、やわらかい空気を併せ持つのに、眼光は剛毅木訥ささえ感じられる。お人柄を多次元で表現させていただかなければフィットしない気がする。

「週刊現代」12月4日号に、「日本の天才たち、すごい頭脳」の特集で岩永先生がその一人として取り上げられた。是非、ご覧ください。
素敵です。
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プロフィール
HN:
てっちゃんマン
HP:
性別:
女性
職業:
学生ママと科学な仕事
趣味:
自転車、登山、きのこ
自己紹介:
仕事と子育てのあくせくした都会での生活を見つめなおし、研修目的で休職。今は、学生ママとして某大学で博士号をとるため1人息子と実家に出戻り。こっちに来てから風邪をひかなくなった子供との愉快な毎日。と思いきや、研究は・・。頭の老化と日々戦っています。
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